后记

  ──なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?

  この物語のタイトルであり最終最大の「問いかけ」。それに応じる答えが、願わくば、旅の終点で見つかりますように。

  ……さて。

  あらためまして『なぜ僕』第9巻、いかがだったでしょうか。

  ここで本編の内容に触れるのは最小限に留とどめたいと思うのですが、細さざ音ねとしてはずっと描きたかった光景を心のかぎり詰めこんだつもりです。

  そこに、necoねこ先生が渾こん身しんの表紙絵を彩って下さいました。

  ここまで最高に格好よく、そして美麗で印象的なイラストを描いてくださって、本当にありがとうございます。

  そしてコミック作画担当のありかん先生。

  神がかった美麗な作画、いつも本当にありがとうございます。コミックはまだしばらく続くということで、細音もまだまだ全力で頑張りたいと思います!

  そう──

  この『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』は、この9巻で理想の地にたどり着いたものの、「終わりです」とはあえて言いません。

  いつかどこかで……どんな形でお目見えするかはまだ細音も言い切れませんが、よければ少しだけ、記憶に残して頂けたら嬉うれしいです。

  ……さて、ここからは少しだけ未来のお話へ。

  カイたちの旅は無事にゴールまでたどり着くことができました。とはいえそれで終わりではなく、細さざ音ねも、また新しい地平を目指して歩き始めたいなと思います。

  ここまで『なぜ僕』を応援してくれた人が、必ずや楽しめる物語を。というわけでこのあとがきが本邦初公開の情報です。

  とっておきの新しい物語フアンタジーを、ご紹介いたします。

  ヒトと神々の、至高の頭脳戦──

  
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  ▼『神々の遊戯ゲーム』(仮)

  人類の勝利条件は「神々に頭脳戦ゲームで十勝すること」。

  至高の神々が創りだした究極の難題「神々の遊び」。有史以来、完全攻略者いまだ〇。全知全能の神々とのゲーム対決十番勝負──

  これは、全人類を代表して神々に挑んだ少年の物語。

  ▼2020年9月1日(仮)、小説サイト『カクヨム』にてweb連載予定。

  細さざ音ねの中でも最大級の挑戦作になるかなと!

  だからこそ一日でも早くお届けしたくて、そこで、web連載なら9月1日からすぐに読んでもらえるということでweb連載をさせて頂くことになりました。

  もちろん書籍としての「刊行決定!」も、お報しらせできるよう頑張りますね!

  (細音のツイッターで最新情報を随時お知らせします!)

  ……さて、あとがきも残り僅わずかです。

  改めて、この物語を応援して頂き、ありがとうございました。

  そして9月1日予定の『神々の遊戯ゲーム』も、ぜひ楽しんで頂けますように!

  七月下旬、少し長めの梅雨の合間に  細音 啓けい

  
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